今回は7月31日から開幕します富山競輪・開設74周年記念瑞峰立山賞争奪戦(G3)
展望コラムをお届けいたします。

早速ですが、富山競輪場のバンク特徴から
周長は333mですが見なし直線は43mで、特質したクセはなく走りやすいバンクと言われています。
333mバンクではありますが、感覚的には400mに近いバンクです。

カント(傾斜)はややキツめでスピード勝負になりやすいのが特徴です。
また先行あるいは捲れる自力自在型に有利となっており、4コーナー4・5番手からでも確定板に食い込めるので注意が必要です。

富山競輪場は日本海にほど近い競輪場ということもあり近くの岩瀬浜からの海風がコースに吹きこみます。
風の影響をモロに受けやすいので、その都度バンク情報は注視したほうが良いでしょう。

今回の富山記念はS級S班は犬伏湧也選手のみという少し寂しいメンバー構成かと思いきや、それ以外の選手にもチャンスが生まれるという視点で楽しむ事により戦国時代の群雄割拠というイメージで楽しめるのでは無いかと思っています！

では、今回のイチオシ選手はこちら！
【伊藤 信選手】(大阪・92期)
今期はS級2班ながら110点近い持ち点を叩き出している。
持ち味は一発を秘めた捲り攻撃だが、展開に恵まれなければ着外にもなってしまう。
いわば三振かホームランの選手と捉えている。
しかし近況のF1戦では好成績を残しているだけに今節はホームランを期待したい。
とにかく、侮れない存在だ！

その他推奨選手
【浅見 隼選手】(福岡・115期)
今期久々にS級の舞台に舞い戻って来た浅見選手。
松阪F1では、絶賛売り出し中の栗山和樹選手を着外に沈める先行力で驚かせた。
京王閣では正直振るわなかったものの、持ち前の先行力で存在感を見せつけた。
今回は短走路、33富山バンクということで穴に一考で期待したい。

今回のちょい足し選手
【外田 心斗選手】(愛媛・115期)
逃げ捲りと満遍なく戦える若手。
流れに立ち遅れないことだけは気をつけたいところ。

【藤田 周磨選手】(埼玉・117期)
前走京王閣ナイターG3で準優勝！
準優勝は伊達じゃない、覚醒継続中！

昨年は8月後半に実施された富山記念。
日本海側といはいえ、日本列島沸騰中のこの時期のレースは暑い。
もちろん、全レース熱い展開が期待できるので、33富山バンクでの熱い戦いを見届けたい。