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LotoPlaceニュース

2023/02/21 00:00

【競輪勉強シリーズ】「出走表の読み方」 ~ データを理解すれば競輪は楽しくなる! ~




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『競輪』は難しい。
『競輪』は知れば知る程面白い。と思って頂ける様に、ビギナーでも一から分かる競輪知識を御紹介。

■『出走表の見方』
出走表には数多くの情報が書かれています。
競輪初心者の人が読むと
「車券を買いたいけど出走表の読み方が分からない」
「SやBってなんのこと?」
となってしまうでしょう。
出走表の読み方を理解することは、競輪を楽しむことの第一歩です。



2023年現在では、グレードレース(GP、G1、G2、G3)は原則9車立て、F1、F2、L級ガールズ戦は7車立ての番組構成になっている。

・競走得点
まず初めに見るところは競走得点。
競走得点とは、直近4ヶ月間の成績を数値化したもの。
簡単に云えば、偏差値や通信簿と同じで、個人能力が分かる。
競走得点が高ければ、強い=好調となるが、S級、A級、チャレンジで基準点が変わるので注意が必要。


無観客開催、20:30頃から始まるミッドナイト競輪では、競走得点の高い順番で①番車から並んでいるので、車券予想がし易くなっている。

出典:KEIRIN.JP



・決まり手
決まり手とは、直近4ヶ月で2連対した回数。
『逃げ』とは、残り1周を先頭で走り、2着迄に入った場合にカウントされる。
『捲り』とは、残り半周で前を走っている選手を後方から一気に追い抜いて、2着迄に入った場合にカウントされる。
『差し』とは、残り半周を過ぎて前を走っている選手を追い抜いて先着し、2着迄に入った場合にカウントされる。
『マーク』とは、前を走っている選手に続いて、そのまま2着になった場合にカウントされる。



・B、S
決まり手と関わりが深いB、S。
『B』とは、バックストレッチの略称。
先頭(自力)選手が、残り半周のバックストレッチを通過した場合にカウントされる回数。
逃げが得意な選手は、Bの回数が多くなり、逃げの回数と比較すると、何処迄粘れたのかが分かる。
捲りが得意な選手は、Bの回数が多くなり、捲りの回数と比較すると、早い捲りか遅い捲りかが分かる。
『S』とは、スタンディングの略称。
号砲でスタートして、先頭誘導員(ペースメーカー)の後ろを獲った場合にカウントされる回数。
Sを獲れるか獲れないかで、ラインの作戦、有利不利が変わるとも云われている。



・着度数
個人的に1番重要視しているのが着度数。
『着度数』とは、直近4ヶ月で1着、2着、3着、着外の回数。
例えば
捲りの決まり手は多いが、着外の回数が多ければ捲り不発の可能性も有る。と推測出来る。
そうなると
1着アタマ固定で買おう。
捲り不発で別線を買おう。など選択肢も広がる。
例えば
先行が得意な選手で、逃げの決まり手は少ないが、3着回数が多ければ番手の選手にもチャンスが有る。と推測出来る。
そうなると
番手、3番手の折り返しで買おう。
別線の捲りで3着固定で買おう。など買い方にも役立つ。
例えば
1着回数は少ないが、2.3着回数が多く、着外が少ない選手はどんな展開にも対応出来て大崩れが少ない。と推測出来る。
そうなると
その選手から2.3着付けで買おう。
その選手を軸に3連複で広めに買おう。など買い方の幅も広がりそう。



出走表の中にもこれだけのデータは詰まっております。
自分に合った買い方で、的中を目指して頂けたらと切に願っております。
次回はラインについて深掘りします。
(記 京凛敬三)
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競輪小僧

競輪小僧(けいりんこぞう)

自称競輪芸人。学生時代は陸上部で長距離ランナーとして県大会にも出場。上位の成績をもつ。
全国の競輪場でのイベントや中継でも活躍。過去に複数回AI予想と対決し善戦している。