2023/03/13 15:00
【競輪勉強シリーズ】バンクを知る ～ １週の長さ・傾斜角を理解して的中率を上げる。 ～
『競輪』は難しい。
『競輪』は知れば知る程面白い。と思って頂ける様に、ビギナーでも一から分かる競輪知識を御紹介。
■【バンクの違い】を知る
・競輪場の走路(バンク)は、大きく分けて3種類となっている。
ノーマルバンクの400mバンク、スピードレースが体感出来る33バンク、そして直線の長い500mバンクの3種類で造られており、それぞれの特徴を掴む事で、車券的中の近道になる筈。
重要になってくるのが、見なし直線と云われる4コーナーを抜けてホームストレッチの直線の長さ。
そして、1コーナーと2コーナーの間に有る1センターの坂と、3コーナーから4コーナーの間に有る坂をカントと呼ばれており、その傾斜角度の高低差で選手の走り方が変わってくる。
グレードによって周回数も変わるので注意をしたい。
400mバンクの見なし直線(長い順)
武雄競輪場 64.4m カント32°00′29“
弥彦競輪場 63.1m カント32 °24′17“
いわき平競輪場 62.7m カント32°54′54“
四日市競輪場 62.4m カント32°15′07“
松阪競輪場 61.5m カント34°25′29“
豊橋競輪場 60.3m カント33°50′22“
和歌山競輪場 59.9m カント32°15′07“
別府競輪場 59.9m カント33°41′24“
岐阜競輪場 59.3mカント33°15′07“
青森競輪場 58.9m カント32°15′07“
名古屋競輪場 58.8m カント34°01′47“
松山競輪場 58.6m カント34°01′48“
立川競輪場 58.0m カント31°13′06“
川崎競輪場 58.0m カント32°10′14“
広島競輪場 57.9m カント30°47′34“
小倉競輪場 56.9m カント34°01′48“
岸和田競輪場 56.7m カント30°56′00“
静岡競輪場 56.4m カント30°43′22“
大垣競輪場 56.0m カント30°37′08“
小松島競輪場 55.5m カント29°46′27“
取手競輪場 54.8m カント31°30′25“
高松競輪場 54.8m カント33°15′50“
平塚競輪場 54.2m カント31°38′37“
福井競輪場 52.8m カント31°28′37“
京王閣競輪場 51.5m カント32°10′34“
函館競輪場 51.3m カント30°36′51“
久留米競輪場 50.7m カント31°28′37“
玉野競輪場 47.9m カント30°37′33“
西武園競輪場 47.6m カント29°26′54“
向日町競輪場 47.3m カント30°29′07“
佐世保競輪場 40.2m カント31°28′37“
333m、335mバンクの見なし直線(長い順)
前橋競輪場(335mバンク) 46.6m カント36°00′00“
伊東温泉競輪場 46.6m カント34°41′09“
富山競輪場 43.0m カント33°41′24“
防府競輪場 42.5m カント34°41′09“
松戸競輪場 38.2m カント29°44′42“
奈良競輪場 38.0m カント33°25′47“
小田原競輪場 36.1m カント35°34′12“
500mバンク見なし直線(長い順)
熊本競輪場(現在改修工事中) 69.5m カント29°44′42“
大宮競輪場 66.7m カント26°16′40“
宇都宮競輪場 63.3m カント25°47′44“
高知競輪場 52.0m カント24°29′51“
と、なっている。
この中でドーム型バンクは小倉競輪場と前橋競輪場(日本唯一の335mバンク)
ドーム型バンクは風の抵抗が無く自力型が有利と云われている。
直線が短いと、追込み選手が差し切れず、前残りで先行選手が有利。
直線が長いと、番手、3番手、捲り追込みも決まり易く穴配当も期待出来る。
カントがきついと、巧く遠心力を使えば捲りが決まり易い。
カントが緩いと、捲りが流れてしまい、内側に居る先行選手の押し切りも期待出来る。
33バンクは先行有利に運べるが、前橋競輪場は捲りが決まり易く、伊東温泉競輪場はイエローラインの外が伸びる。
松戸、奈良、小田原競輪場は、直線が短いことから、本線以外のラインが先行しても残る事も有るので、高配当も出る。等々、競輪場の特性を把握すると車券の奥深さを発見出来る。
独自のバンク攻略法が回収率アップに繋がりそう。 （記 京凛敬三）
競輪小僧（けいりんこぞう）
自称競輪芸人。学生時代は陸上部で長距離ランナーとして県大会にも出場。上位の成績をもつ。
全国の競輪場でのイベントや中継でも活躍。過去に複数回AI予想と対決し善戦している。
