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LotoPlaceニュース

2024/04/16 14:00

【相模湾のBIGBOSS コラム】西武園競輪記念GⅢ ゴールド・ウイング賞


皆さん相模湾のBIGBOSSこと長谷川龍次です。

3回目の予想コラムとなる今回は、
4月20日(土)に開幕する西武園競輪開設74周年ゴールド・ウイング賞G3の
展望をさせていただきます。

西武園競輪場は西武園ゆうえんち、西武園スキー場(狭山スキー場)に隣接しています。
周長400mで見なし直線は47.6mです。
元々500mバンクを400mに改修したためにカントが緩くなっており、
くわえて直線が短いので333mバンクに近い特徴です。
後方から遅めの捲りについては、かなり利きづらいバンクとなっている印象です。

また、直線での外伸びと、上記の理由から3番手の捲り追込が利かないので
先行ラインが有利とされています。
ゴール前で混戦となるとイン強襲で展開がガラッと変わるバンクとされています。

西武園バンクの特性を象徴するレースは2021年に開催された71周年記念の優勝戦があげられます。
野口 裕史選手(千葉・111期)が打鐘前からカマして主導権を握り、
後方からの仕掛けは無く、そのまま先行押し切りで優勝を飾りました。
以上のバンク特性を踏まえ、車券戦術の参考にしていただけますと幸いです。

それでは、今回のイチオシ選手についてお伝え致します。
【イチオシ選手】
山口 多聞選手(埼玉・121期)
今期からS級へと昇級した若手の機動型選手です。
A級競走の時から多くの競走でバックを取っており、S級に昇格してもその姿勢は変えていない。
S級に昇級しても、強力な先行タイプと言えるでしょう。

2月の西武園F1戦、2日目準決勝戦では道中3番手からレースを進め、
赤板過ぎに先に切っていた別線勢を抑えてペースで駆け、
格上である坂井 洋選手(栃木・115期)の捲りを不発に追い込み、番手選手とワン・ツーを決めました。

既に9車立てのレースは2回出場しており、3月の松山記念では初日予選、
赤板で一度は8番手に置かれるもジャンで一気にカマシ先行。
最終周回2コーナー過ぎ、満を持して8番手から捲り敢行の皿屋 豊選手(三重・111期)の鋭い捲りを振り切り、

番手選手とのワンツーフィニッシュに持って行きました。

まだまだ力を付けている最中ではありますが、これからの未来を担う山口選手の激走に是非ご注目ください。

その他推奨選手はこちらです
【推奨選手】
島川 将貴選手(徳島・109期)
今節は追加での参戦となります。
2場所前の宇都宮F1の決勝戦では、雨走路のなか最終バックで最後方からの捲り、
外々を回されて苦しい競走ではありましたが踏み勝って優勝を掴みました。

3場所前の取手ウィナーズカップ最終日、負け戦ではありましたが道中3番手でジャンを迎えての最終周回
1センター付近から捲り進撃を仕掛けます。

踏み出したところで2番手に付けていた坂口晃輔選手(三重・95期)の牽制を貰い、
乗り越えたと思いきや2コーナー付近でもう1発強烈なブロックを喰らいますが、
それすらも乗り越えて2着を確保。
捲り脚だけでなくヨコの強さも発揮されたレースでとなりました。

直前に行われた高知記念では、連日地元勢が連携しているのにも関わらず
一度も仕掛けず捲りに構えるレースばかりでしたが、西武園バンクの特性を熟知しているならば
先行主体に組み立てて、主導権を主張するレース展開をすることが考えられるでしょう。
いずれにせよ好調は維持出来てると思いますので是非ご注目ください。

河村 雅章選手(東京・92期)
時には自力戦をこなす自在型の選手です。
前場所、和歌山F1は、覚醒していたといえるレースを展開しておりました。

初日予選はジャン前で藤根 俊貴選手(岩手・113期)の3番手に飛びつき、最終バック付近で捲って快勝。
2日目の準決勝では、小林 泰正選手(群馬・113期)の3番手回りでしたが、最終3コーナー過ぎに小林選手が不発と見ると
自らタテ脚を繰り出してイエローライン付近を伸びて2着に食い込み。

決勝戦では伊藤 慶太郎選手(埼玉・107期)、小林 泰正選手の3番手回りで二段駆けの様相となり、残り1周で発進。
最終バック過ぎで小林選手がモツれて不発となると、準決勝戦同様に外に持ち出してタテ脚を発揮。
更に外から捲りあげてきた和田 健太郎選手(千葉・87期)に交わされるものの2着という納得の成績ではありました。

最終日は二段駆けの3番手からではありましたが2日目のレースは十分評価が高いと言えますし、
調子が悪ければ、あのようなるレースを戦えないと思いますので、調子は良いとみて侮れない存在となるでしょう。

車券購入の検討材料として、ご一読いただけますと幸いです。

今回も3月の川崎記念に続き、関東でのG3開催となり、応援に駆け付けたいところです。
しかし、仕事の都合もあり土日に訪問することは叶いません。
なので、現地に行けるとしたら平日の準決か決勝になるかと思いますが、
現地で観戦しなくともネットで車券は購入できるので
注目選手を含め、しっかりと車券戦術を組み立てて臨みたいと思います。

長谷川龍次

ギャンブラー木村軍団の秘蔵っ子。
『相模湾のビッグ・ボス』こと、長谷川龍次(りゅうじ)
競輪をこよなく愛する若き競輪ファン。

ギャンブラー木村とは長年の親交を持ち
若いながらも持ち合わせている選手眼はギャンブラー木村も一目置く。

ホームグランドは平塚競輪場だが、関東一円の競輪場での目撃情報多数
『相模湾のビッグ・ボス』との異名はギャンブラー木村による命名