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LotoPlaceニュース

2023/03/29 17:00

【競輪勉強シリーズ】【脚質】を読み解く ~逃と追から戦法を深く知る~



『競輪』は難しい。
『競輪』は知れば知る程面白い。と思って頂ける様に、ビギナーでも一から分かる競輪知識を紹介する。

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■『戦法を深く知る!』

・競輪選手の脚質は大きく分けて2種類となっている。
出走表でも掲載されている『逃』と『追』。
『逃』の選手は、主にラインの先頭で走り先行と捲りを使い分ける。
『追』の選手は、主に『逃』の選手の番手、3番手以降に位置して、直線勝負に持ち込むスタイル。
『逃』の選手の中にも、地脚型とスプリンター型に分かれている。
『地脚型』は、長い距離が踏めて、スピードを落とさず持続力を持っている選手が多い。
得意な戦法としては、先頭誘導員の後ろを獲り、他のラインを出させず突っ張って先行する突っ張り先行。
後方から他のラインを押さえながら先頭に立ち、ペースで駆けて行く押さえ先行。
『スプリンター型』は、瞬発力に長けていて、ダッシュを得意とする選手が多い。
得意な戦法としては、後方から前団の選手を追い抜いて行く捲り。
後方に一旦下げて、他のラインがペースが上がる前に一気に先頭に立ち、相手の意表を突くカマシ先行、カマシ捲り。
先頭を走る自力型の選手が『地脚型』か『スプリンター型』かを見極めると、そのラインがどう動き、どの戦法でレースを組み立てて来るか、展開予想の幅が広がる。
今でも競輪の醍醐味とも云われている戦法の『競り』。
『競り』とは、そのレースで一番強いとされる自力型の番手選手に、目標がない選手が攻め込むこと。
攻め込み、番手を獲り切ることで1着になる可能性が上がるとされている。
近年では、競りよりも多様されている戦法が『飛び付き』と『イン粘り』。
『飛び付き』とは、自力選手や単騎の選手が、他のラインの番手、3番手を分断してレース有利に運ぶ作戦。
『イン粘り』とは、自力選手や単騎の選手が、他のラインの番手、3番手の内側で粘ることによって相手ラインの独占を阻止する作戦。
『飛び付き』と『イン粘り』はどちらも似ていて、意味合いも近いが、『飛び付き=短期戦』で『イン粘り=長期戦』とも捉えられる。
カマシに飛び付く。
押さえ先行にイン粘り。
相手のスピードによって使い方が変わる。
強い自力型、強いラインの力を巧く利用する、『飛び付き』『イン粘り』を見破れば高配当的中が狙える。
(記 京凛敬三)
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競輪小僧

競輪小僧(けいりんこぞう)

自称競輪芸人。学生時代は陸上部で長距離ランナーとして県大会にも出場。上位の成績をもつ。
全国の競輪場でのイベントや中継でも活躍。過去に複数回AI予想と対決し善戦している。