7月27日（木）から4日間、開場74周年記念名古屋競輪GⅢ金鯱賞争奪戦が開催される。

小松島記念より毎週開催されていた、7月のグレードレースの締めとなるレースである。
8月はすぐに富山記念があるが、7月の締めとしても名古屋記念はしっかりと予想を立てていきたい。

前回の福井記念同様、S級S班の３名を中心に熱い戦いが繰り広げられることが想定されるが、
その他では、地元地区のエース山口拳矢選手は、気合の入る開催となるだろう。
山口選手は初日から狙いたいとは言い難いが、勝ち上がりを意識したレース展開をしていく事が想定される。

とはいえ、やはり新田選手と守澤選手の北日本S班コンビが今節の主力になりそう。
小松崎大地選手、佐藤和也選手、内藤宣彦選手、竹内智彦選手の北日本の各選手が
S班コンビに好アシストをすることが予想される。

地元勢は真っ向勝負を挑んでくるのか、ラインの絆をフル活用する戦いに期待をしたい。

もう一人のS班平原康多選手。度重なる落車により、まだまだ状態に不安はあるものの、地元オールスターへ向けて調子を上げていきたいところ。
今までの経験と技術、そして気持ちでカバーする事を期待している。

近況イマイチの坂井洋選手だが、力は十分で一発に期待できる。
縦脚ある武藤龍生選手、総合力高い高橋築選手の走りも要注目である。

G1戦線でも活躍する嘉永泰斗選手は今節も躍動するだろう。
先行、捲りは、もちろん自在に立ち回れるのが脅威！
中本匠栄選手、伊藤旭選手らと結束し九州を盛り上げたい！

上記の選手の他、私が注目する選手を記載しておきたい。

【注目選手】
青野将大選手
G1.G2だと苦しい戦い続いていたが、G3であれば実力を発揮できそうだ。
逃げて、捲って存在感を持ってレースに臨んでくれれば、おのずと着も見えてくる。

南潤選手
積極的に攻める様になり着が安定してきた。
スピードを活かした、かまし、捲りで近畿勢を引っ張る存在となりそうだ。

山田雄大選手
捲り一辺倒だったが、近況は逃げても活路が見えてきている。
上位戦線でも戦える脚力は持っており、強敵相手にも抵抗する力は十分ある。
自在性が増し、レースにも幅が出てきているので、活躍に期待。

大石崇晴選手
ツボにハマった時の一撃は魅力的だ。
前走は動き良く、ラインから優勝者排出に貢献した。
引き続き、好調とみて、是非とも狙ってみたい1車である。

前回の福井記念コラムでは、私がピックアップした注目選手の中で、1名が決勝（稲毛選手）
その他3名が特別優秀レースまでコマを進めた。

結局のところ、s班の3名が順当に決勝に乗り、古性選手が優勝を飾ったわけだが、
私が掲げる注目選手は、勢いがあり、且つ勝ち上がりそうなポテンシャルのある選手と捉えていただけると有難い。
注目選手が出走する際には、レース組み立ての参考としていただけると有難い。
もちろん、レース番組により展開の読みが変わってくるということは、最後に付け加えておく。