富山競輪場開設72周年記念「瑞峰立山賞争奪戦」は、8月3日（木）～6日（日）の日程で開催される。

今シリーズは松浦悠士選手、郡司浩平選手、新山響平選手、佐藤慎太郎選手のSS班４名を中心として
浅井康太選手、眞杉匠選手、小倉竜二選手、北井佑季選手ら豪華メンバー揃った番組となっている。

富山競輪場は33バンクの短走路なので仕掛けが早くなり、主導権争いは激しくなりそうな気配。
各々オールスター前に脚の感触を確かめるため、調子を上げる面でも目が離せない４日間になりそうだ！

新山響平選手、佐藤慎太郎選手、渡部幸訓選手と揃った北日本勢は好勝負が見込める。
新山選手は、持ち味の先行勝負を軸にしながら、捲りも打てるようになり、ワンランク上の磨きがかかった感がある。
サマーナイトの準決勝では、うまくいかず決勝を外したものの、
ウィナーズカップ、ダービー、高松宮記念杯とビッグレースで３節連続決勝進出を果たした。


ベテラン佐藤選手もダービーは決勝３着、高松宮記念杯では準Ｖなど元気一杯。
コース取り、ツッコミは、まさに超一流。
新山選手が主導権を握れば、北日本勢から優勝者出る場面も十分ありうるだろう。

個人的には、関東勢の層が厚いように感じる。

今やS級でもトップクラスの眞杉匠選手を中心に
度重なる失格であっせん停止となっていた森田優弥選手が復活の開催。
地元オールスターへ向けて脚の状態、レース勘を確かめる面でも注目したい。

堅実マーカー神山拓弥選手、杉森輝大選手、ガッツマーカー中田健太選手と追い込み勢も層が厚い！

地元中部地区のエースは浅井康太選手。
今年に入り、安定した成績を維持している。
１月別府、４月四日市Ｇ３、６月大垣記念と３Ｖを達成している。

今節中部勢の層が薄いので、思うように行かない可能性はあるが、
大垣記念の決勝は、単騎ながら先制ラインの４番手を確保してのまくりで犬伏湧を着外に沈めた。
どのようなメンバー構成になっても、狙いたくなる1車に変わりなく、その動向からは目が離せない。

４月武雄記念で落車後は、不甲斐ない走りが続いていた松浦悠士選手だが、
まだまだムラはあるのの最近は鋭い動きが甦ってきている。
サマーナイトでは脇本選手に乗り大会3連覇を達成しようやく復調の兆しを見せる。
オールスターに向けて更なる上積みをしたいところ

中々噛み合わないのが、郡司浩平選手となる。
求められるものが大きい分、物足りなさを感じる苦しい戦いが続くが今回の調子はどうか。
自力が基本になるが、近況は番手回る機会も増え、好目標北井佑季選手と好連携決めて決勝進出狙いたい。

ここで今節食い込んできそうな選手を紹介したい。

【注目選手】
杉森　輝大選手
前走福井記念では、2勝し好調キープ
縦脚あり、余裕を感じられる。
基本的には、自力選手を追走し好アシストから直線伸びる脚が魅力
前不発でもいざとなれば、自力発動も出来る強みもある。

神山　拓弥選手
300勝の呪縛から解放されてからイキイキした走りを披露
ピッタリマークから直線伸びる脚が復活
今節も躍動するだろう。

中田　健太選手
古き良き伝統を全うする追い込み選手
横の動き光り、まさに漢字の競輪を披露する貴重な選手
コース取りも素晴らしいものを持っており地元オールスターへ向けて更なる飛躍を目指す大事な戦いになる。

伊藤　信選手
一撃の魅力を持つ自力選手
混戦になれば、出番で強敵撃破出来る1車
穴党ファンには必要不可欠な選手で今節も渾身の一発に期待したい。

藤井　栄二選手
前走福井記念では、地元勢に大きく貢献する積極的な走りでレース支配
今節も先行基本に思い切ったレースに期待したい。
末脚もしっかりしていて、強敵相手にも戦える脚が備わっている。

奥村　諭志選手
派手さはないが、ツボにハマった時の一発は魅力
4日間のうち1回は、爆発する可能性ありで気になる1車

今月は8月15日（火）より西武園競輪場にてG1オールスター競輪が開催される、
そちらに出場が確定している選手は今回で調子を整えるという意味もあるだろう。
とはいえ、G3に出場する以上は全力での戦いを行うと考えられ、熱いレースが期待できそうだ。