東京ミリオンナイトレース「大阪・関西万博協賛　日本名輪会カップ(G3)」は、8月10日（木）～13日（日）の日程で開催される。
和歌山競輪場でも万博協賛G3が開催されるが、今回は京王閣で実施のコメントを寄稿させていただく。

今回の万博協賛G3は8月15日（火）よりオールスター競輪が西武園競輪場で開催される為、トップクラスの参戦は少ないものの、
若手の自力型が揃い、激しいスピードバトルが繰り広げられるのは間違いない。

何故なら、決勝3着以内確保なら競輪祭への出場権を獲得できるから。
したがって、オールスター前の施設改善G3とはいえ、虎視眈々とチャンス狙う選手がここぞと力を入れて望む戦いとなり、熱き戦いになるのは必至だ。

さて、そのような番組のなか、北津留翼選手はやはり実績上位。
決勝3着以内を見据え、北津留選手を撃破する選手が現れるのか？が今節の見どころになるだろう。
ただし、成績が安定しない北津留選手ももちろん安泰ではない、実績上位だが、フラフラした競走をしていれば
足元をすくわれてしまうだろう。そこら辺も見どころと捉えたうえで、私の見解をお伝えしていく。

まず、北日本勢から。
櫻井祐太郎選手、根本哲史選手の自力選手を中心に、堅実マーカー齋藤登志信選手、好調櫻井正孝選手、須永優太選手と上位で戦える選手が揃った印象だ。

地元の関東勢はやはり中心に据えたいところだが、どうだろう。
ベテランの域に達した河村雅章選手、柴田洋輔選手がまとめ役となり河合佑弥選手、武田亮選手の自力若手選手が躍動するはずだ。
追い込み勢では、鈴木竜士選手、芦澤辰弘選手、佐藤礼文選手と、仕事も出来る縦型選手が出場、よって、関東勢はやはり中心に据える事はできる。

西日本勢、近畿勢も層は厚い。
近況攻め幅広く成績安定している窓場千加頼選手、かまし、捲りのスピードある福永大智選手、土生敦弘選手、村田瑞季選手と勢いある選手の
巻き返しにも期待をしたいところ。

ここで私の注目選手を紹介しておきたい。

【注目選手】
田尾　駿介選手
近況好調の縦型追い込み選手
前走岸和田での動きは抜群だった。
展開不問で突っ込める縦脚は魅力！
好調を維持したまま京王閣に望めれば十分に面白い。


小林　令選手
変幻自在のトリックスター
先行、捲り、捌き兼ね備えた曲者選手
強敵相手にも臆する事なく前々に攻める姿勢が魅力の1車
トリックスターとしての存在感をどこまで発揮できるかが見どころ。

佐藤　壮選手
6月S級初優勝決め、着実に成長している。
落車あり状態に不安あるものの、天性のコース取り、縦脚あり狙いたい1車
初日の走り次第では、2日目以降もしっかりと注目していく。

久保田　泰弘選手
追い込みに転身し、才能開花中
横の動きも抜群で縦脚もある
将来有望とみる若手追い込み選手

8月15日（火）からのオールスターはおのずと盛り上がるだろうが、その直前の9車競輪
和歌山競輪からの京王閣競輪とデイとナイターで繰り広げられるG3戦にも目を向けてみては
いかがだろうか。

万博協賛G3とはいえ、もちろん出場選手にはそれぞれの想いがあり、
決勝3着までの「競輪祭」出場権を獲得するためにも、熱いレースが展開されることは間違いない。