~前橋競輪編~G3前橋記念【後編】

みなさんこんにちは。「オールスター競輪」、競輪ファンの夏の風物詩。
眞杉選手が優勝を飾り、夏の祭典は幕を閉じましたね。

昨日まで開催されていた松戸記念、深谷選手の本年1月の大宮記念以来、7カ月振り19度目のG3制覇はネット中継で見ておりました。

そのような中、夏の暑さも少しずつ和らぎ、秋の香りが少し迫ってきている今日この頃。
ローカル開催に目を向け始めているダーフーです。

さて、前回のコラムは6月の前橋記念時に訪問した前段の部分でしたが、今回は前橋競輪に入場し、場内の様子などをお届けしたいと思います。ただし、私の主観ですのでかなり偏った文章になっているのはご愛敬ということで。

では、早速前橋競輪場の入場門をくぐったところから、探訪記を記します。

入口からメインステージが遠かったり、そもそもどこにあるか分からない競輪場が多い中、前橋競輪場は入場門を入ってすぐにメインステージがありました。
もしかしたら、記念開催なので、仮設のステージかも知れないですが。

メインステージ上では元選手のレースの展開予想や「U字工事」さんのお笑いトークライブなどが行われていて、流石記念！施行者さんも気合が入っていますね！



メインステージの隣にはオートレースの紹介、競輪選手会群馬支部、そしてガールズKEIRINと各種ブースが横並びで、イベント感満載！



ほとんど平場開催時にしか競輪場に行ったことが無い私は、そのようなブースを目の当たりにし、どのブースから尋ねようか思案に入る。とはいえ最終レースまでは滞在するから今は見るだけで良いか。写真だけパシャリと撮影し、場内を見回る事にしましたよ。

ただね、ブースがあるだけでなんか楽しい！
独りで来場しても全然楽しい。

そうそう、お伝え漏れですが、私はいつも基本的に独りで行動しております。
集団行動が苦手な私は、独りで行動が心地よい。

という訳で、各種ブースはあとでじっくりと覗く事にしよう。
8Ｒ~12Ｒまでの車券に投票する事を決めてるから、時間はたっぷりある！

平開催を好物として生きてきた私は、イベント毎が盛りだくさんの記念開催となるとどのように行動して良いか分からない（笑）
もちろん、ワクワク感はあるけど、自分が落ち着く場所が見つからない。

という訳で、お祭り感満載のメインステージや各種ブースを尻目に、いつも通り私がレース観戦をする場所、落ち着いて予想ができるポイントを見つけるために場内を探索ことにする。

探索を始めると、一つ気づいた事がある。

前橋競輪場は観客席のさらに外周を、ぐるっと歩いて1週することが可能ということ。
通路が環状になっているので、2週でも3週でも山手線のようにグルグル廻れる。まー、2週3週する必要は無いはずだけどね。

今の時代、場内をぐるっと歩ける競輪場は前橋競輪場くらいしか無いのでは？
小倉競輪場もドームだからぐるっと廻れるのかな？
最近の他の競輪場では、大きなレースでもない限り立ち入る事が出来るエリアが狭い。
バック側に行ける競輪場は、今は数えるほどしか無いんじゃないかな？

各地の競輪場は、観戦エリアやスタンドがどんどんコンパクトになっていくという話しを小耳に挟んでいるので、バック側に足を踏み入れる事が出来る競輪場も少なくなっていくことでしょう。

そんな事を考えながら、どこで観戦しようかな~とウロウロ。結局2週して私の観戦ポイントを見つける。

それは、第2コーナー上部のかなり高い位置からバンクを俯瞰できるような場所、他の競輪場ではこの観戦ポイントは無い。
前橋競輪ならではの観戦場所。



バック側の高い位置からレースを俯瞰でき、且つ大型モニターも目線に入るので、見づらい部分はそのモニターが補完してくれる。

33バンクの前橋は選手の仕掛け位置も早めで、カントのきついので、最終捲りが効きづらく、前々から動く展開が多い。なので、第2コーナーのこの場所でも見応えあるレースの観戦が可能と判断し、この場所でレースを観戦することにした。

わざわざここまで歩いてきてレースを観戦する人はまばらだったので、終始空いているのも、雑踏が苦手な私にはぴったりな観戦場所となった。

前橋競輪場に行かれる際には外周をバック側に歩いていき、私が観戦したポジションでレースを観戦してみる事をオススメします。
しつこいですが、他の競輪場では味わえない角度なのでね！




私が気に入ったレース観戦ポイントはこちら。写真では分かり辛いが結構上から見下ろす感じになるので、全体が良く見える。ゴール付近は見えなくも無いが、モニターは真正面にあるので、そのモニターでレース中継を見る事も可能。

さて、レース観戦ポイントが定まったところで、ようやくイベントブースの見学開始。

まずは、群馬選手会のブース。
グッズ販売はタオルのみ、バスタオルとフェイスタオル。
前橋競輪自体にはいくつかグッズが販売されていたが、選手会としてのブース出店なので、多分タオルだけなのだろう。

タオルを手に取ってみる。「んん、まてよ。」
タオルの生地が良すぎ！厚手のしっかりとした生地じゃないか！

私はサウナ好きでもあるので、フェイスタオルはサウナに持参できるものにしたい。
出来ればもう少し薄手（温泉で貰えるようなタオル）が良かった。

薄手であれば、サウナ用タオルとして購入していたけど、今回はタオル見送りとしました。
群馬支部さん薄手のフェイスタオルを作ってくれると嬉しいですよ。
私みたいな用途でタオルを購入するファンも少ない＝売れないので作られないとは思いますが。
私はグッズを購入したり、頂いたりすると、躊躇なく使用しちゃうタイプなんです。


ただ、本当に素材は良かったですよ。
しっかりとしたバスタオルとフェイスタオルでした。
家で使うのであれば、嵩張るのも気にならないし非常に良いグッズなのではと思いました。

続いてガールズブース。
ここでは、群馬のガールズ選手。神澤（カンザワ）さんが自らブースに立ち、売店の店員のように、飲み物を売っていた。

イベントとして、ジュース購入者にはトランプ7枚の中から1枚のジューカー（当たり）を引けば、景品が貰えるといったオマケ付。もともと喉が渇いていたので、何か飲もうと考えてたけど、折角だからブースで売っているマウントレーニアを購入。

神澤選手が「飲み物を買っていただいたお客様には、こちらのトランプを引けます！」といって7枚のカードを出してくれた。

グッズが欲しい、グッズが欲しい、グッズが欲しい。と唱えながら、
1枚のカードを選んで裏返しにすると、
「ジョーカー」つまり、当たり！

う~ん。車券は当たらずとも1/7は引けるものですな。



グッズはいくつか種類があったのだが、可愛らしいＴシャツを見つけたので、
ガールズ競輪Tシャツを貰う事にする。

しかし、私が着ようと思ったけれど、子供用サイズしかない！

おっさん体型の私が着ると、ムチムチのピッチピチで確実にへそ出しルックとなる。
う~ん。頑張ればギリギリ着れるかも知れないけど、確実にセクハラだな~こりゃ。

自分が着用するのは諦め、娘へのお土産用として持ち帰る事にする。

独りでもガンガンイベントに参加する私は、場内の一隅に展示してあったバンク角も体験。
ロープを掴まず立とうと思ったけど、オヤジと呼ばれる年齢にどっぷりと足を踏み込んでいる私には、とでもじゃないがロープ無しに立つことは出来なかった。

テレビなどで、バンクを登ろうとするタレントを見て、どうせ演出なんでしょ。
と斜に構えて見ていた自分を戒め、ロープを掴んで上がってみた。

何回かロープを掴まずに立てるか（結局立てなかったのだが）のトライをしていたら、係員の方が「写真撮りますか~」と優しいお声を掛けてくれた。

ここは係員の方のお言葉に甘え、私がバンクに挑戦している写真を撮影して頂く。

独りでも十分笑顔です。というか、角度がキツい。よくこの角度で自転車乗れるな~と感心してました。
ちなみに、この日、私が写る唯一の画像でした。

その後はメインステージでの「Ｕ字工事」さんのライブ、元選手の予想会などのイベントを楽しみました。

ただ、残念な事があって、そもそも私を前橋競輪場に誘った「未確定車券の抽選会」。
こちらは結局12,000円分（6回分）の未確定車券を持っていたにも関わらず、人が多すぎて抽選すら受けられず。私がガラポンの場所にたどり着く前に全ての景品が売り切れるという事態が発生。

ガラポン抽選会30分前から並んだけれども、「ガラポン」の競輪ファンへの人気はすごい！
私よりも前に、約100人もの行列が出来ていて、ガラポンの抽選機にも辿り着けない始末。

12,000円分（6回抽選を受けられる権利）の未確定車券が水の泡となりました。
もちろん、その時点では未確定車券だったから、当たる可能性があったのだが、
8Ｒ~12Ｒまで、抽選の為に投票した車券は全て「外れ車券」へと確定したのはいつものこと。

いや~、もっともっと前から並ぶべきでしたねー。
完全に自責です。ぶっちゃけ、この豪華抽選会で、ＴＶを当てて、伊香保温泉の旅行券をあてて、あわよくばＴシャツも当てる腹積もりで来場したんですけどね。
もっというと、ＴＶ当てたら自宅まで配送してくれるのかな~など心配までしちゃっていたし。

後で調べたところ、今回のガラポンには完全ハズレが無く、何かしらが当たる抽選だったようです。なので、景品が早々と無くなってしまったとのこと。

ちゃんと、テレビやら旅行券やらTシャツなど、当たっているのは、目の当たりにしましたよ、いいんだけどね。改めてしっかりと抽選受けたかったよ。ガラポンについては悔いが残りますね。




皆さん、どこかで抽選会を受ける際には早めに並びましょ。

そんなこんなで、各レース2,400円ずつ投票した車券を握りしめ、8Ｒ~12Ｒまで前橋競輪場の片隅で観戦していたのでした。結果は先んじてお伝えした通りで、全レース外れ。
オケラ街道まっしぐらとなったのでした。



最終レース終了後、前橋行の無料送迎バスに乗り、無念の帰途。ただし、このままでは終われないと。私の趣味でもあるサウナ活動を！前橋駅から徒歩5分の温浴施設「ゆ~ゆ」に行きました。

前橋方面に来ると必ず寄る施設。
そこで、サウナ→水風呂→サウナ→水風呂→サウナ→・・・を繰り返すうち、前橋競輪場での外れたことや、ガラポンの抽選すら受けられなかったという後悔の念を忘れ、最終的には普段使う事の無いグリーン車で浦和駅まで戻ってきましたとさ。



最後に競輪場のご紹介。

前橋競輪場は、比較的新しい競輪場。
全天候型の競輪ドームなので、夏は涼しく冬は暖かい。

場内には飲食店も多数あるし、バンクに大型モニターもあるのでレースも見やすいし、
他の競輪場では観戦することのできない位置からの観戦なんかも出来ちゃいます。
レース開催中に一度は訪れてみてはいかがでしょうか。

最後に飲食店の画像を掲載しておきます。
私が訪問した際は4件の飲食店が営業中でした。
お腹を空かせて、競輪場に行っても大丈夫ですよ！



次回は「令和時代に昭和あり！小田原競輪場訪問記」を9月の頭に寄稿させて頂きます。
お楽しみに~