2023/09/12 12:00
ダーフーの競輪場探訪 ~小田原競輪場編~【前編】

~小田原競輪編訪問記~【前編】
みなさんこんにちは!
車券はバンバン買えるのに、エアコン代は勿体無いと、クーラーも余り使わず暑い部屋の中で原稿を執筆しているダーフーです。
しかし、今年も暑い日が続きましたね。
私は在宅勤務が多いので、クーラーを余り使わず過ごす夏は地獄なんです。
えっ、クーラーを使えって。
クーラーを使ったら使ったで、クーラー風邪を引く体質なので、極力使わないだけです。
もちろん熱中症になる前には使ってますのでご安心を。
で、そんなある日。
朝からの外出の用事がない限り、モーニグの1R~3Rを投票して、結果を見てから仕事に励むといういつも通りのルーティン。
モーニング競輪といえば、別府、弥彦、小田原が多いイメージ。
で、その日も普通に投票し、レースを観戦していたら。
珍しく私の投票した車券が当たってそうじゃないか!
「んんん!今の3着が何か分からん!」
カメラの角度が悪すぎて、もはや最後の着順が良く分からん。
競輪って、最後の最後まで順位が入れ替わるスポーツ。
ボートレースや競馬の他の公営競技に比べて、微差、ましてや同着が多いイメージ(ゴール前までハラハラドキドキが続く良い部分)にも関わらず、カメラ位置によって微差の判断が全く付かない競輪場も多い(20年来の競輪ファンはそれでも着順が分かるらしいが)。
私がロトプレイスで投票した車券は結局外れていたが、的中しているのでは?とドキドキしてしまった自分に腹が立つと当時に「カメラ位置なんとかしてくれよ!」という、外れた事を他責とする想いが沸々と湧き上がる。
そういえば、私がまだサラリーマンとして駆け出しだった20年くらいまえ、先輩に
「他責思考では人生は拓けない、自責思考で生きていけ。」のような事を言われたなと。
数少ない部下たちにも偉そうにその先輩の言葉をパクリ伝えてきた自分を思い出した。
であれば、見づらいカメラは何処に設置されているのか、自分の目で確かめようではないか。
もしかしたら、カメラの設置位置が分かれば、ネット観戦していてももう少し着順判別が付きやすいのでないか。
という思考を抱き、次回の訪問先競輪場を決めたのでした。
今回の訪問競輪場は!
新宿からロマンスカーで約70分 1,950円で辿り着く場所。
駅西口5番のりばより無料バスで5分。徒歩でも15分で到着する競輪場。
城下町「小田原」にある「戦国バンク」こと、小田原競輪場へ向かいましょう!

ネットで観戦すると、弥彦競輪場に次ぐカメラ位置が微妙すぎる競輪場。
東京からも程よい位置にある競輪場。
お城が近い競輪場。
隠れた花見の穴場と言われている競輪場。(桜がキレイに見えるがガラガラなので)
昭和の雰囲気を色濃く残す競輪場。
因みに、ネットで小田原競輪場と検索すると、予測検索で3番目くらいに
「小田原競輪場 廃止」と出てくる。
訪問前に確認したところ、以前は廃止に向けた動きも盛んだったようだが、「巣ごもり需要」による競輪事業の売上上昇とともに、廃止が一転継続へと流れが変わったとのこと。
施設の老朽化、入場者数の減少などは変わらずだが、ネット投票による売上増加、経営改革の実践により、5億円程度の黒字が生まれているらしい。
昭和レトロが大好きな私は、「老朽化」というキーワードにも引っかかり、ますます期待に胸を膨らませる、どんな競輪場なんだろ?
という訳で、色々な思いを馳せながら小田原競輪場に到着!

老朽化ではなく、昭和レトロな場内雰囲気や建物を確認しようではないか。
とはいえ、せっかく時間とお金を掛けて小田原競輪場にやって来たので、涼しいところで観戦したい。
いつもは暑い部屋の中で、資料作ったり、原稿を書いたりが多い私は、躊躇せずにクーラーの効いた特別観覧席から観戦することを決めた。
指定券売場は迷わない(他の競輪場では、指定席売場が分かり辛いところも多い)。
正門入口の前の左側に「指定席券売場」はある。
小田急ロマンスカーの中で、指定席料金が1,000円である事は確認済なので、1,000円札を握って指定席売場の前へと。ゴール近くの席を確保したいなと。
お~。指定席の販売方法が昭和過ぎる!

タッチパネルなどは不要。小さな窓口(中央下部)の向こうの顔の見えない従業員の方に、札が残っていて自分が座りたい番号を告げる方式。というかこのパネル何年間使ってるんだ(笑)味があり過ぎるだろ!
入場前から、昭和レトロ過ぎるだろ!
で、受け取りの窓口がめちゃくちゃ小さく(中央下部の切り口があるところ)、必要最低限のコミュニケーションだけでこと足りる。この窓口の小ささ、某アミューズメントホテルの受付のようでは無いか!
指定席券購入の仕組みに興奮しながらも、小田原競輪場内に対する期待も高まったのである。
ゴール付近を狙っている私は「7段17を下さい。」と告げ、小窓に1,000円札を送り込み、7段17の札をゲット。っていうか、今日は平日。空いてますね。
で、私が買った所は、券が無くなるので、元々パネルに赤文字で印刷してある「売切」という文字が出てくる。
う~ん。非常にレトロ。何十年も変わっていないであろう、盤面、超アナログなその仕組みがとっても素敵。
札式の指定券を握りしめ、カメラ位置を探せという訳で、小田原競輪場の門を潜ったのでした。

んんん。正門くぐってすぐ。誰も居ないじゃん。
正確には、左側の競輪予想新聞販売コーナーに1名だけ店員さんが居るけど。
確かに今日は8月1日(火)の平日昼間開催。
でもね、本場開催ですよ、そして今日はF1開催日なんですよ。
あたかも、非開催日に許可を取って、施設の画像を撮影来た時のように、ガラガラなエントランス。いくらネットの売上が約85%以上を占めているとはいえ、大丈夫か小田原競輪場!
売上としては黒字なんだろうけど、入場者はもっと増えて欲しいよね。
私は混んでいる所よりも、空いている所が好きではあるが、これは空きすぎなのでは。
個人的にはますます好きになったよ。施行者さんとしてはもっとお客様が入って欲しいのだろうと思うけれどもね。
で、少し進んでも来場者の姿が見えない。
後で分かる事だが、私が訪問した8月1日(火)は猛暑日であった。
従って日が当たる場所には誰もおらず、奥の日陰部分にはちゃんと来場者が沢山いる事が分かるのだが。初めて来た来場者はこの入口からスタンドまでの道がガラガラ過ぎて、本当に開催しているのか、不安になるのでは?と思ってしまった。
さてさて、今回も前段が長くなったので、後編にて場内の様子を詳しく記載していきますよ。
何も告知なく、イベントも実施していたり、何も告知無く、無料でジュースが呑み放題だったり、カメラの位置も確認出来たし、また行きたくなる競輪場でしたよ。
9月中には後編をアップしますので、しばしお待ちください。
■小田原競輪場概要
【アクセス】
→公共交通機関
JR東海道本線、東海道新幹線、小田急小田原線 「小田原駅」西口
無料送迎バス約5分(バス時刻表は各自ご確認下さい)
徒歩約15分(私がトロトロと歩いた実測値)
→自家用車(カーナビをご活用ください)
神奈川県小田原市城山4-10-1
TEL: 0465-23-1101
【入場料】
100円(本場開催時のみ)
特別観覧席:
本場開催時1,000円(入場料込)
場外発売時300円
【バンク】
一周:333m
見なし直線距離:36.1m
センター部路面傾斜:35°34′12″
ホーム幅員:11.3m
バック幅員:9.0m
センター幅員:7.5m
※全国で一番みなし直線が短い競輪場

ダーフー
公営競技祭りでMCをやっている、生涯回収率75%男。
もちろん回収率100%UPを目指して精進するが、もがけばもがく程回収率75%に近づく、そんな体質