■共同通信社杯コラム
第39回G2共同通信社杯は、９月15日（金）～18日（月/祝）の日程で青森競輪場に於いて開催される。

出場選手の選考基準に「107期以降の各期卒業の選手のうち、平均競走得点上位者から順次25名」などがあり、
若手レーサーに取っても手の届きやすい大会となり、今勢いのある若手のレーサーがずらりと揃っている。
SS班や実績上位の実力者が中心とはなるが、若手選手も下剋上を狙う開催となり興味津々の4日間となりそうだ。

年末の大一番グランプリに向けて賞金争いはし烈を極めてきた。
優勝すれば年末のグランプリ出場に大きく近づくだけに大事な大会。
前回のGP覇者脇本雄太選手、松浦悠士選手のSS班二名は残念ながら欠場となったが、
G2にふさわしい豪華メンバーによる戦いであることには変わりない。

青森競輪場での開催となる今回、
北日本勢で現時点でグランプリ出場濃厚なのは、佐藤慎太郎選手のみ。
新田祐大選手、守澤太志選手、そして地元青森の新山響平選手の賞金の上積みが期待され、
地元バンクでの今開催はいつも以上に気合が入るはずである。

関東は、オールスター覇者眞杉匠選手がまさに充実期。
眞杉選手を筆頭に結束の輪が広がり、ラインの力で強豪相手に善戦が見込まれる。

先行力を発揮する吉田有希選手、ラインの力でG3初優勝決めた森田優弥選手
総大将平原康多選手、オールスター3着の武藤龍生選手、捲り強烈な佐々木悠葵選手と
関東には役者が揃っており、流れが向いてくるのは確か。
今節も関東ラインが大暴れとなるだろう！

南関東勢は、こちらも近況充実の内容の北井佑季が引っ張り、
苦しむとはいえSS班の郡司浩平選手、深谷知広選手らと力を合わせ上位争いに食い込みたいところ。

中部勢は、近況戦力不足感は否めないが、それでもダービー王山口拳矢選手、
浅井康太選手のの二枚看板が強敵相手に駆けていく。　

近畿勢にとっては、脇本雄太選手の欠場は、痛いところ。
しかし、今の近畿には安定感抜群の古性優作選手がいる。
もちろん戦法は脇本選手と全く違うが、何でもできる総合力では輪界ナンバーワンの選手とも言える。

ナショナル寺崎浩平選手のスーパーダッシュや追い込み陣は村上博幸選手の存在も大きい。
高いレベルで成績安定してきた窓場千加頼選手も主役級の活躍に期待したい。


中四国勢は、ゴールデンコンビの1人松浦選手が欠場で戦力ダウンは否めない。
賞金順位7位とグランプリ見えている清水裕友選手や決勝進出常連となってきた犬伏湧也選手の活躍は注目したい。
1人でも多く決勝進出に導き、ラインで戦いところだ

九州勢は世界選手権の代表メンバーから漏れてしまったが、脚力アップしている
山崎賢人選手が積極的なレース出来れば、現状賞金ランキング11位でグランプリの望みある山田庸平選手
そして山田兄弟の山田英明選手にもチャンス十分と見ている。

そして未来のSS班候補であろう、ニュースター嘉永泰斗選手が盛り上げる。
攻め幅広い走りはやはり魅力だ。
近況は、若手の台頭もあって勢いを増してきた九州勢。
追い込み勢では、園田匠選手の直線強襲にも注意したい。

上記に挙げた選手が中心になるが、ここで一矢向いたい選手を紹介したい

【注目選手】
島川 将貴選手
以前は、捲りにウエイト置いていたが、近況先行でも活躍
攻め幅広くなった事で成績安定
今節も狙いたい選手

阿部 拓真選手
徐々に番手回る機会も増えてきたが、変幻自在な走りがウリ
強敵相手にも闘志むき出しで抵抗する
捌きもデキ、車券に絡めたい選手

川口 公太朗選手
追い込みにシフトチェンジし鋭い縦脚披露
前不発でもコースついて突っ込む走りはセンス抜群で今節も期待したい

伊藤 信選手
穴党には、もってこいの自力選手
混戦仕留める一撃あり、ごちゃつけば一人旅展開も十分でほっとけない選手

以上の選手に注目してもらいたいところ。

展開、メンバー見極めて、高配当的中目指し日々レースチェックしていく。
まだまだ暑い日が続くが、
夏の終わりの青森競輪場ではグランプリに向けて大事な戦いとなること間違いなしで熱い走りから目が離せない。