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LotoPlaceニュース

2023/09/21 15:00

ダーフーの競輪場探訪 ~小田原競輪場編~【中編】


ダーフーの競輪場探訪~小田原競輪場編~【前編】

小田原競輪編訪問記~ 中編

みなさんこんにちは!

G2共同通信社杯は深谷選手の優勝で幕を閉じましたね。
あっ、私の車券ですか?投票では深谷選手を外していたので、レースの早い段階で当たる事は諦めましたよ。比較的早い時期に「あ~ムリカー」って叫んで車券は終わり。潔い。
で、諦めた後は誰が勝つかに注目してレース映像を見ておりました。

という訳で、車券は当たらずとも競輪を愛するダーフーです。

さて、秋色の風景と香りが色濃くなってきた今日この頃。
8月1日(火)に訪問した小田原競輪場訪問記の中編となります。

前編では、入場門を潜っても来場者を確認することが出来ず、うろたえ気味のまま奥へと進んで行く所で終わっていたのですが、今回はその続きを記載していきますね。


改めて、本場開催中の小田原エントランス。

ダーフーの競輪場探訪~小田原競輪場編~【前編】

いいですね~。この感じ。

まったく感じられない人の気配。
とても競輪が開催されている本場とは思えない雰囲気。
今はネットで車券が売れる時代ですもんね。

ダーフーの競輪場探訪~小田原競輪場編~【前編】

入場門をくぐり、少しだけ進んでみると『サイクル』さんと『小田競』さんの予想新聞販売ブースは元気に販売中。小田競さんは、ちゃんと控えめながらも的中報告の紙を貼っている。画像では小さすぎて見えませんがw

誰も居ないブースもあるなか、いつお客様が来ても良いように準備している『サイクル』さんと『小田競』さん、ファンになっちゃう。

誰が居なくとも自分の仕事をすみたいな、「自分不器用ですから」といったような、職人気質を勝手に感じる。素敵すぎる!
ただし、周りに人が居ないのでちょっと話し掛けにくい雰囲気になっちゃってましたけど。

さて、今日は「小田原の中継用カメラがとこにあるか?」をこの目で確かめるということだけを目的として来たのは良いものの。
入口入ってすぐに私の好奇心をくすぐりに来てるな、小田原競輪場!

カメラの位置を確認するだけでは終われないな、この施設の色々な渋さを見て回らないと私の好奇心が収まらない。

想像以上にレトロ感があり昭和の雰囲気を色濃く残す。
入口だけでやられてしまった私は、心躍らせさらに奥へと進んでいくのでした。

歩いてすぐ、また私の好奇心を揺さぶるポイント発見!

ダーフーの競輪場探訪~小田原競輪場編~【前編】

そこは、入口から登り切った右側、第二コーナー裏側とでも言うべきか。
とにかく、入ってすぐの右側のポイント。

相変わらず誰も居ないです(笑)

しかしそこには、「営業中」「浜っ子 餃子屋さん」味のある手書き看板。
味のある手書きの看板。緑色に黒文字。青の縁取りまで頑張って添えてある。
サクラ風のデザインまでこしらえている。全てが手書き。
私は芸術には全く明るくないが、この作品?には心惹かれる。

う~ん。いちいちそそりますね~。

本来であれば、お店にちょこっとでも寄りたいところだが、今日はその他にも見て回る予定があるので、ちょっとだけ覗くだけとする。

因みに、奥に行ってみたらちゃんと営業中でしたよ。ローカルなお客様も居て、楽しそうな会話も聞こえてきたので勝手に安心。
次回来た際には、勇気を出してお店に寄ってみようではないか。

さてさて、そろそろ人恋しくなってきたので、人を求めてさらに奥へと進んで行こうではないか。


先ほどの営業中の看板を発見した場所から、ちょっとだけ歩くと、
ようやく人影がある場所へと辿りつきます。
まばらだけども、ようやくと人影発見。ちゃんと来場者は居ますよ!

正面には、往年の競輪場を思わせる、平屋建ての大きな投票場。
今はこのような大きな投票場は必要ないけど、来場者で溢れかえっていた昔はこのくらいの大きな投票場が必要だった。

なぜ、大きな投票場が必要だったか、少しだけ歴史的な部分を記したい。
豆知識として留めていただければ幸いです。
◆大昔はシングル車券といって、一つの窓口で1種類の車券しか販売されておらず、例えば1=2の窓口、1=3の窓口、1=4の窓口などと別れていたらしい。
◆車券の組み合わせ分の窓口が必要で、今では不要なほど多数の窓口が存在した。
◆その頃は6枠の枠複しか売って居なかったので、20通りしか無かった。
◆大行列が出来る窓口(人気本線)、全然行列が出来ない窓口(大穴)などがあった。
◆施行者はレース毎に予め人気のある組み合わせの窓口を多く設定し捌いていた。
◆施行者が人気本線を読み誤ると、少ない発売窓口の所に大行列が出来たらしい。
◆来場者は自分の購入したい車券窓口に列を作って並んでいた。

そんなドンと構える大きな投票場の右側にホームスタンド。左側にガイダンスコーナーで、こちらの画像ではちょっと見づらいけども、往年のドデカ投票所とバンクの間に現在の投票所がある。来場者が車券を買う場合にはそこを目指す事になりますね。

さて、投票所付近へと進行。
そこには大勢の競輪ファンの姿が!


ま~、「大勢」の定義は人それぞれだから、これでも少ないと思われる方も居ると思いますが、ここまでの道すがら、人をほぼ見ずに来たので、この状況でも混んでるな~、たくさんの来場者がいるな~、盛況だな~と思ってしまったダーフーです。

このままブラブラしても昭和レトロ感満載で飽きの来ない感じの小田原競輪場。
そんなこんなで場内を見て回ってたら、いつのまにか6Rの締切時間が近づいていた。

端くれでもギャンブラーの血が流れているダーフーは車券購入のため、入口で購入した特別観覧席へと向かうのであった。

私が到着したのが、おおよそ12時30分頃。
5Rも急げば投票できたけど、5Rは敢えて捨てて6Rから勝負予定。
6RはS級線、5車だし当たりそうだしね。

という訳で、特別観覧席を目指して移動。
あれっ、特別指定観覧席の入り口が見当たらないぞ。

だいたい、どこの公営競技場も「特別指定観覧席はこちら」のようなプラカードは無いのだが、それっぽい入口は比較的簡単に見つける事が出来る。

レースの時間は迫っている、投票したい。
でも見つからない。どうする!GOする(笑)

結局、係の方にお声がけして、案内していただきました。
って、辿り着いた入口はまさに「ひっそり」。
「特別指定観覧席」という看板もひっそり。



締切まで時間が無いので、自分の席を確認する前にマークシートを探す。
マークシートはすぐに見つける事ができましたが、しかし!
ここでも小田原競輪場ならではの昭和レトロを発見!

それが以下の画像。


車券購入の窓口です。
そう、【窓口】なんです。ほかの競輪場では投票機にマークカードを入れて購入する車券。
しかし、小田原競輪場は期待を裏切らない、というか、もはや上回る。

そうなんです、ほぼ全ての公営競技場では「発券機」により、勝者投票券は発行されるにも関わらず、小田原競輪場の特別指定観覧席では、未だに窓口を介しての車券購入となるんです。

もしかしたら、最近競輪本場デビューされた方は、投票機が無くてどうやって買えば良いのかすぐには分からないかも。

なお、窓口での口頭販売(買い目を従事員に伝える)方式ではなく、マークカードへの入力は普通の書いた方と同じ。違いは従事員を通すか通さないかの違いです。

業務効率どこ吹く風、昔ながらの購入方法がここ、小田原競輪場では現役稼働されておりました。

むか~し、昔。
私が公営競技を始めた頃は、どこの公営競技場に行っても、少しだけ窓口(マークカードは入力)販売は残っていたけど、全てが窓口販売って。平成中盤以降はなかなか見なかったな~。

地味に画像右上の掲示板の締切●分前の所が「休止中」という張り紙が張ってあるところも、昭和っぽい。芸が細かいね~(笑)

思いがけない昭和レトロに心奪われたが、ギリギリ間に合って6Rは購入。
そして、7分後。いつも通り外れの確定ランプが点灯(笑)
5車立てだから当たりやすいなんてないですね。って私が車券下手なだけですわ。

さて、一段落したところで。
改めて場内を歩き回る事にする。

ちょうどお昼時だし、お腹もすいてきた。
私は昼抜きダイエットを敢行中(成果はほぼゼロ)なので、今日は食べないけれども、ちょいと飲食店を覗いてみようと思ったのです。

入口付近の「浜っ子餃子屋」もかなり気になったのですが、こちらは次回に取っておくとして、他の店舗を確認しようとブラブラ開始。

そもそも、競輪場って食べる所が少ないイメージ。
来場者も少な目な小田原競輪場は飲食店など無いんだろうな~。と思ったら大間違い。

飲食店が多い。
まず、入口付近の「浜っ子餃子屋」さんをはじめ、私が確認しただけでも7店舗の飲食店が営業している。

店舗の詳細は皆さんが来場した際に確認をしていただきたいが、今回お伝えしたいことは、「お腹が空いた状態で小田原競輪場に行っても大丈夫!」ということ。

訪問は8月1日(火)の平日のF1開催。
それで、これだけの店舗が開いているのだから、平日開催なら同じくらいの店舗は開いているでは無いかと思います。

食レポでは無いけど、飲食店の画像を掲載しておきますね。




場末感は否めないが、ちょっとした屋台フェスみたいになっている。


これなら、お腹を空かせて小田原競輪場に来ても全く問題ないね。

次回訪問時には、朝一のレースから来てしっかりと小田原競輪グルメもたのしみましょ。

と、ここまで来て再び文字数が多くなってしまいました。
この先は勝手ながら後編に回すこととしますね。

レースの中継が見づらい(ゴール判別が難しい)ので、そのカメラ位置を確認しに来ただけなのに、こんなに昭和レトロの魅力が一杯の競輪場だとは思いませんでした。

令和の時代に過去を模して造られた施設ではなく、昭和時代に出来た施設が、そのまま令和まで大事運営されてるって素晴らしい!

総じていうなら、小田原競輪場は「知る人ぞ知る名店」そんな佇まい。
そんな、小田原の片隅にある競輪場に皆さんも足を運んでみませんか?

次回は遂に最終回(後編)です。
小田原競輪場のカメラ位置の確認。
ひっそりと開催されていたイベントへの参加。
レースの状況。
その他サービスなどをお伝えさせて頂きます。

9月末か10月頭にアップ予定でございます。

皆さんの競輪ライフにひとときの愉しみを!
よろしくお願い致します。


■小田原競輪場概要
【アクセス】
 →公共交通機関
JR東海道本線、東海道新幹線、小田急小田原線 「小田原駅」下車 西口
無料送迎バス約5分(バス時刻表は各自ご確認下さい)
徒歩約15分(私がトロトロと歩いた実測値)
 →自家用車(カーナビをご活用ください)
神奈川県小田原市城山4-10-1
TEL: 0465-23-1101

【入場料】
入場料:本場開催時100円
特別観覧席:本場開催時1,000円(入場料込)、場外発売時300円

【バンク】
一周:333m
見なし直線距離:36.1m
センター部路面傾斜:35°34′12″
ホーム幅員:11.3m
バック幅員:9.0m
センター幅員:7.5m
※全国で一番みなし直線が短い競輪場

ダーフー

公営競技祭りでMCをやっている、生涯回収率75%男。
もちろん回収率100%UPを目指して精進するが、もがけばもがく程回収率75%に近づく、そんな体質