熊本競輪場開設73周年記念G3「火の国杯争奪戦」は、10月6日(金)～9日(月)の日程で、
熊本競輪場改修工事中のため、久留米競輪場にて行われる。

今回はSS班5名という最近のG3ではなかなか無い豪華な顔ぶれ。
また、地元の活気あるメンバーも多数参加となり、
車券的には難しくとも、面白味のあるレース展開に期待できそうだ。

競輪の格言で「地元3割増し」という言葉があるが、
地元選手がどのような布陣で強力SS班を迎え撃つのか今から楽しみである。

なお、SS班参加予定選手は以下の通り。
古性優作選手、新山響平選手、守澤太志選手、郡司浩平選手、松浦悠士選手

地元のS級からは以下の11名が参戦。
まずは、熊本のドンとの異名を持つS1「中川誠一郎選手」を筆頭とし、
嘉永泰斗選手、中本匠栄選手、塚本大樹選手、瓜生崇智選手、伊藤旭選手、
松岡辰泰選手、松本秀之介選手の8名がS級1班。
S級2班からも東矢昇太選手、東矢圭吾選手、緒方将樹選手の3人が斡旋されている。

地元勢の顔ぶれを見ると、これ以上ない厚い布陣でSS班に抵抗していくはずだ。

SS班が貫録を見せつけるのか、それとも地元勢が意地を突っ張るのか。
それぞれのレースが興味津々の勝ち上がりになりそうだ。

SS班や地元選手以外にも好メンバーが集結。
復調気配の坂井洋選手、絶好調和田真久留選手、実力者菅田壱道選手、
熊本記念ではあるが地元福岡の北津留翼選手など
魅力ある選手が、SS班と地元選手にどのように割って入るかも注目に値する。

また、伸び盛りの若手の伏兵陣の活躍も忘れてはいけないだろう。

そのような混戦必至の今節ではあるが、
ここで、私の推奨選手を紹介しておきたい。

【推奨選手】
阿部 拓真選手
自力でもやれるが、番手回る機会も増えて縦横無尽な動きで抜け出し狙う
何かアクション起こす姿勢が魅力の選手

梁島 邦友選手
自分のスタイル貫く先行勝負が売り
4日間のうち確定版に何度食い込めるか注目している選手

田中 晴基選手
追い込み転身後シャープな伸び脚を披露
先行選手より、上手くスピード貰えればゴール前に突っ込みあり
するどい伸び脚を繰り出せる選手

後藤 大輝選手
主導権譲らない徹底先行選手
近い将来スーパースターに仲間入りする事間違いなし
強い気持ちでラインを引っ張る選手

私の推奨選手は以上となる。
番組構成により展開が大きく変わる部分もあるのだが、
それを言うと全てのレールに当てはまってしまう。

あくまでも、推奨選手は穴一考として心に留めておいて頂きたい。

来年の6月に熊本競輪場が再開予定なので、
久留米競輪場の代替開催は今年が最後となるだろう。

個人技であり、ライン戦でもある競輪において、
強力な地元選手の結束と、実力あるSS班の走り、
そして、虎視眈々と着を取りに来る他地区選手など、
競輪の醍醐味をいつも以上に感じられる開催となりそうで、
G3開催ではあるが、私は興奮している。

予想はいつも通り、
番組、調子を見極めてしっかりと組み立てて行きたい。