いつもお世話になっております。
場立ち予想屋のレジェンド木村安記さんと共に
youtubeチャンネル【人生はギャグだ！競輪チャンネル】を運営しております編集長笠原です。

今月からロトプレイス様にてコラムの掲載をスタートさせていただく事になりました。
皆様の車券戦術の新たなスパイスとなれるように頑張ります。よろしくお願いいたします。

コラム2発目はＧ1【競輪祭】が対象と言うことで、
当開催に参戦する嘉永泰斗選手にフォーカスして筆を進めています。

嘉永泰斗選手といえば、自在性溢れるレーススタイル、
縦脚、ルックスと話題に事を欠かない誰もが認めるニュースターですが、
私が嘉永選手について今回考察するのは【ハンドルの送り】についてです。

ハンドルを送るとは、
ハンドルを前方に傾けるセッティングの事。

メリットは、
あくまでも物理的な視点ですが、ハンドルを送ると手首に角度がつくのでフォームがブレにくい。
つまり、力が伝わりやすいということ。

嘉永選手のスムーズな車の出方、自在策時の当たり強さはハンドルを送っている事が
一定役立っていると考えられます。

これは私が競輪選手を目指していた頃の感覚ですが、
ハンドルを送ると自転車全体の剛性が下がる（たわむ様な感覚）気がします。

上記から鑑みるに、嘉永選手のセッティング特性は
1.キツいカントのバンクでは、コーナーを登る様な展開で捲りは決まりにくい。
2.カマシ先行時の自転車は比較的流れる（ペースを維持し易い）。
3.フォームが安定するのでハイペースなレースでのイン粘りは一定信頼が出来る。
と考えます。

小倉競輪場は400バンクの中では比較的傾斜がキツイものの
ほぼ標準的なバンクである事に加えて無風の高速バンクであるため、
1に注意をしながら2と3の双方のメリットに期待ができます。

皆様の車券戦術に加えて、嘉永選手の普段の走りとセッティングによる
小倉競輪場の相性を考慮するとより競輪を熱く楽しめると思います。

落車からイマイチ奮わず、四日市記念の欠場…。
安定感を今節で見せる事が出来れば…
嘉永選手がタイトルホルダーになる日も遠くないはずです！
要注目選手！として記載させていただきました。

その他、車券に絡む
ピックアップ選手は！

■ピックアップ選手
太田海也選手
脚質的にドームには向いている。
後ろの先輩に気を使わずに出し切る競走が出来れば、
ジャイアントキリングに期待！

寺崎浩平選手
弱点の失速を克服してくれるバンクなだけに、
先行での粘り脚に期待！

深谷知広選手
前走の前橋決勝はカントをものともせずに捲って快勝。
3コーナーの登りがキツめな小倉だが、今節の深谷選手には期待をしたい！

坂井洋選手
前走新車でパリッとしなかったものの決勝優出。
スピード勝負になると少し劣るが、ペースと展開が早い競走になれば今回も戦える！？

清水裕友選手
若手が育ったことに加え、競走スタイルである早めの仕掛けは小倉との相性抜群。
SS返り咲きへ気合度は信頼できる！

来たるグランプリに向けて、今節の注目選手をチェックしながら弾みをつけたいですね。
私のコラムを参考にしつつ、皆さんの車券戦術のお役に立てればと思います。

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