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LotoPlaceニュース

2024/01/10 09:15

編集長・笠原の和歌山競輪 和歌山グランプリ(GⅢ) 展望コラム


ロトプレイス競輪コラム(笠原編集長)
場立ち予想のレジェンド木村安記さんと共にYouTubeにて活動をしております、
編集長こと笠原です。

今回は和歌山競輪記念開催【開設74周年記念GⅢ和歌山グランプリ】がコラムの対象という事で、
本開催に出場予定の谷口遼平選手にフォーカスして筆を進めます。

三重県を代表するマーク屋【坂口晃輔選手】が昨年の四日市記念時に
「遼平に1番獲ってほしい」と話していました。
この事からも今まで中部の先頭を立派に牽引してきた選手だと言えると思います。
 
そんな谷口選手はアマチュア時代に
スプリント・1Kmタイムトライアル・ケイリンで
アジア戦で優勝実績がある(1kmタイムトライアルのみ準優勝)学生時代から頭角を現していた選手です。

学生当時は紅白色の日本代表ユニフォームに鮮やかな黄緑のブリジストンフレームが印象的でしたが、
現在はMAKINO製のフレームを使用しています。

彼の持ち味は何と言ってもシャープなキレ。
競技時代に相手にしてきた選手と並んでも体格は決して大きくない選手ですが、
速筋重視でキレに即した身体育成を行っていることに加えて、踏み込みに特化したセッティングです。

ギヤ規制がある現代の競輪では、【体が大きい=強い】では無いと思います。
どんなに大きな筋肉を抱えても、どれだけ足が長くてもホイールの大きさを筆頭に
競走に使える自転車部品のサイズは規制があるからです。

踏み込みに特化した彼の課題は航続可能距離。
特に重いバンクでの航続距離は極端に落ちる傾向があります。
そこをフォローするようなセッティングにはなっているのですが、
もがくと徐々にサドルが半分見えるくらい走行方向に体が詰まってしまうので
欠点フォローは出来ていないと思います。

和歌山競輪場は癖の無いバンクと言われていますが、
みなし直線は長いし、風も吹くイメージなので谷口選手には厳しい展開になるかもしれません。

昨年末は競輪祭でも内容が厳しく、走り納めの西武園競輪場でも決勝優出は出来たものの
決勝は後手後手。年明けの平塚シリーズでは先行して三連勝(準決勝では守澤選手より先着)。
決勝でも果敢に先行するなど復調を伺わせますが、和歌山競輪場との相性などを考えると慎重な見極めが必要です。

その他の私のピックアップ選手は
町田 太我選手(広島・117期)
風の懸念がある開催ではこの手の選手はもちろん推奨。
積極的な先行策で、しっかり風を切れば強敵相手に逃げ残りも充分。
先頭を走れない時には脆さがあるので同時に注意も必要。

島川 将貴選手(徳島・109期)
前走岸和田の準決勝は2着にはなったものの豪快な捲り脚を見せた。
上がりタイムも番手捲り選手と0.3秒違ったし、今開催も溜めて仕掛ける事が出来れば魅力十分!

鈴木 浩太選手(千葉・119期)
伊東記念で力を見せつけてから簡単に逃がしてもらえず苦戦を強いられている印象。
力はあるだけに先行に注文が付かなければ逃げ残りで十分狙える。


地元大宮記念が終了して、すぐの和歌山記念!
今年も木村さん、石井と三人で突っ走って参ります!
引き続きのご愛顧を何卒、よろしくお願いいたします。
YouTubeチャンネル
【人生はギャグだ!競輪チャンネル】

kasahara hiroki(笠原)

学生時代は自転車の短距離種目で活躍し、ジュニアオリンピックやインターハイにも参加。
選手を目指すも、あと一歩の所で届かず。

現在は日々の仕事の傍ら競輪予想に真摯に取り組んでいる。
元選手を目指していたという立場をフルに活用し、
自転車のセッティングコメントなど細かな部分に目を向けた
展開予想を軸とし最終的な予想を組み立てるスタイル。