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LotoPlaceニュース

2024/01/24 08:30

編集長・笠原のいわき平競輪 いわき金杯争奪戦(GⅢ) 展望コラム


ロトプレイス競輪コラム(笠原編集長)
いつもありがとうございます。
ギャンブラー木村安記のYouTubeチャンネル
【人生はギャグだ!競輪チャンネル】の編集長こと笠原大希です。

今回のコラムはいわき平競輪開設73周年記念競輪【いわき金杯争奪戦】が対象ということで
今開催に出場する山田庸平選手にフォーカスして筆を進めます。

山田選手のフォームは近年、九州自力型の流行りだと思われるハンドルを若干送る(前方に傾ける)セッティング。
メリットは去年の競輪祭コラム時に嘉永泰斗選手をフォーカスした内容と同一です。

あくまでも物理的な視点ですが、ハンドルを送ると手首に角度がつくのでフォームがブレにくい。
つまり、力が伝わりやすいということ。

山田選手のスムーズな車の出方や、上半身は動かないものの内外線間を巧みに走行し見事に逃げ切った
前走立川競輪FⅠ開催初日のレースは、このフォームが山田選手の長所をさらに引き出したと言えると思います。
これは私が競輪選手を目指していた頃の感覚ですが、ハンドルを送ると自転車全体の剛性が下がる(たわむ様な感覚)気がします。

いわき平競輪場は改修したことで癖の少ないバンクになりましたが、傾斜、みなし直線共に捲りや追い込み選手に有利なバンク。
さらにポリカーボネート(有機ガラスとも呼ばれる)でバンクの中も外も覆われているいわき平競輪場は
風の影響を受けやすいことを鑑みると北日本、関東、南関東に強力な先行選手がいる開催ではありますが、
勝てる競走に拘る九州若手自力選手が多い事は、中堅の山田選手にとって追い風となるかもしれません。

7連勝で臨む今開催。
GⅠ全日本選抜競輪までの最後の競走となるだけに山田選手の好走から目が離せません。

その他の私のピックアップ選手は・・・
石原颯選手(香川・117期)
前走別府F1では3日間バックを奪い優勝かと思ったが惜しくも準優勝。
一時期積極性を忘れ低迷して見えたが、前走の走りは再浮上を期待させる。

小西晴己選手(三重・121期)
競技時代は日本代表になれるほどの逸材だったが、特昇は無く今節が初のS級戦。
先行して9車の洗礼を浴びることは必須だが、もともと縦脚はあるだけに負け戦での捲りには強めの警戒が必要。

橋本壮史選手(茨城・119期)
小倉競輪祭では全てバックを奪う好走。
その後もバック量産していたが、12月17日の松山準決勝では躊躇する場面が見られ本性が垣間見えた。
逃げの決め打ちは危険かもしれない。

全日本選抜出場の選手はいわき平記念と静岡記念が最終調整だと思われます。
上がりタイムはもちろん、前半の半周タイムなども測定しながら次回コラムでも皆様に有益な情報をお届けできるように頑張ります。
引き続きのご愛顧を何卒、よろしくお願いいたします。
YouTubeチャンネル
【人生はギャグだ!競輪チャンネル】

kasahara hiroki(笠原)

学生時代は自転車の短距離種目で活躍し、ジュニアオリンピックやインターハイにも参加。
選手を目指すも、あと一歩の所で届かず。

現在は日々の仕事の傍ら競輪予想に真摯に取り組んでいる。
元選手を目指していたという立場をフルに活用し、
自転車のセッティングコメントなど細かな部分に目を向けた
展開予想を軸とし最終的な予想を組み立てるスタイル。