函館記念2024
6回目となる今回は函館競輪開設74周年記念五稜郭杯争奪戦(GⅢ)について
筆を進めさせていただきます。

函館競輪場はご存知の通り周長400mで見なし直線は51.3mです。
全体的にクセの無い標準的なバンクで、選手の実力差がそのままレースに現れやすい競輪場です。
また、見なし直線が他場の平均より5m以上短い特徴を持っています。

また1センター側が海岸に近いため、海風による影響でホームが向かい風となり、
先頭で風を切る選手は大きく抵抗を受けてしまう傾向にあります。
以上を踏まえて車券戦術の参考にされてみてください。

それでは今回のイチオシ選手
◆イチオシ選手
【嵯峨 昇喜郎選手(青森・113期)】
ここ数年間は原因不明の腰痛に悩まされて解消したかと思いきや
今度は落車によるケガで低空飛行が続いていましたが、平塚F1戦終了後
「だいぶ感覚が戻ってきました」と本人が語っていて、
その言葉の通り成績が近走に表れていると思います。

2場所前の大宮F1戦、準決勝戦は前が緩んでいるところを一気にカマして先行。
番手選手とワン・ツーを決めて優出しました。

前場所の平塚F1戦の初日予選は別線同士がモガキ合うところ、
２コーナーから捲って快勝。
続く準決勝戦は雨走路の中、前受けから一度は突っ張ったうえ、
行かせてからの、後藤大輝選手の4番手奪取。
最終2センターから捲り追い込みでアタマに突き抜ける競走を披露しました。
7車立てと9車立ての違いはありますが今節に限らず注目していただきたい選手です。

その他推奨選手
◆推奨選手
【久米 康平選手(徳島・100期)】
捲りが主戦法で少々イキっぷりが良くない部分はありますが、
脚力は十分ある選手です。
前場所いわき平G1戦は4走中3着が2回、2着が1回の連対内容でした。
1走目は久田裕也選手の番手戦。
最終4コーナーは、内で被る苦しい展開となりますが直線で中割っての3着。
4走目は北井選手と伊藤旭選手のモガキ合い、そのようななか最後方で冷静に構え
2コーナー過ぎより捲り発進した雨谷選手に乗るような形となり、
直線タテに踏んで2着連対という内容ですので好調と言って良いでしょう。

【菅原 大也選手(神奈川・107期)】
昨年12月伊東記念レインボーファイナルでは、3着入着でS級2班に特別昇班してきた選手です。
3月下旬に行われた当地協賛Ｇ３にも出場しており、
初日から2着、1着、3着で決勝戦へと進出。
決勝戦では落車をしてしまいひと開催欠場してますが、
前場所の地元平塚F1戦では初日に突っばられて5番手から2コーナー過ぎ捲り発進、そこから、松永選手の牽制を乗り越えて1着。
最終日は特選回りでしたが、新村選手の番手戦で車間を切り援護しつつ、
差し切り1着となりました。

その他の気になる選手として一言コメントを入れさせていただきます。
【川津 悠揮選手(北海道・96期)】
地元の利を活かす鋭い追い込み脚は侮れない存在

【菊池 岳仁選手(長野・117期)】
5月6日取手で通算100勝を達成した期待の若手。
持ち前の先行力で関東を引っ張っていく！

以上のイチオシ選手と推奨選手にご注目ください。

北海道唯一の競輪場で、どのような勝負が繰り広げれれるか
今から楽しみです。
今開催は準決が土曜日、決勝が日曜日となるので
仕事も休みでしっかりと観戦できる方も多いのではないでしょうか。

是非、私の気になる選手達も予想の要素として絡めて
的中車券を掴んでいただけると嬉しいです。